手作り弁当の移動販売店「おべんとうAMU AMU(アムアム)」が営業を始めて3カ月がたった。
煮豚や煮卵、アジの香草フライなどが入った日替わり弁当(写真提供=おべんとうAMU AMU)
店主は栄養士の資格を持つ倉田佳子さん。周南市内の保育園の給食調理に携わる傍ら、弁当を販売する。手作りの弁当が好きだったという倉田さんの父親が、買い物に行くのが大変だと話していたことをきっかけに、スーパーがない地域にも弁当を届けたいと移動販売を決意した。倉田さんによると、今後は山間部での移動販売も予定しているという。
両親が住んでいたという同市大島の古民家をリフォームし、調理場を設置。オレンジ色の移動販売車は、次女が店名を考え長女が制作したというロゴデザインを配置する。
主に水曜・日曜にJA直売所の下松店や徳山東店などに弁当を出荷する。8月にはマルシェイベントにも初出店し、期間限定でふれあいプラザ須金(金峰)で販売する。
販売する日替わり弁当(JA販売価格=680円、イベント販売価格=700)は全て手作りで、JAや成実農園(下松市来巻)で仕入れた野菜や国産の肉を使う。「飽きのこないメニューを意識している。チャンプルーをくるみ和えにしたり、唐揚げにバジルや大葉を使ったり、ひと工夫した味付けにして、家庭でも再現しやすいように調理している」と倉田さん。
「旬の野菜を使い、栄養バランスを考えながら作っているので野菜が不足しがちな人にも食べてもらえたら。食べてほっとするお弁当を作っていきたい」とも。
JAの出荷日、イベント出店はインスタグラムで知らせる。