下松高校美術部生徒が9月24日、笠戸島家族旅行村(下松市笠戸島、TEL 0833-52-1001)の壁面にウオールアート「海のゆかいな仲間たち」を完成させた。
ウオールアートで街を元気にしようと、下松高校美術部の生徒が2021年から取り組んでいる同活動。これまで街中にある企業の壁面に作品を描いてきたが、3作品目となる今回は、観光客にも楽しんでもらおうと笠戸島家族旅行村のバーベキューガーデン壁面にウオールアートを描いた。
作品は、同部員40人と、SNSで知った卒業生、バーベキューや観光で訪れた人など約20人が加わり、横幅20メートル、高さ3メートルの巨大作品を2日間かけ完成させた。作品名は「海のゆかいな仲間たち」。コンクリートの裂け目から、波とともにマンボウやマンタなどの魚やカニ、イカ、タツノオトシゴなどの「海の仲間」が飛び出す様子を描いた。訪れた人がフォトスポットとして、クラゲの傘を持ち、作品と一緒に撮影できるよう工夫したという。
デザインを担当した同校3年の白石朋実さんは「全国各地から、いろいろな世代の人が訪れる場所。ポップな絵と一緒に写真を撮ってもらい、明るく楽しい気持ちになってほしい」と話す。