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周南・徳山動物園で「ゾウさん堆肥」から実ったスイカのプレゼント 皮まで完食

花壇に実ったスイカ

花壇に実ったスイカ

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 徳山動物園(周南市徳山)の動物に10月11日、「ゾウさん堆肥」で育ったスイカの実がプレゼントされた。

半分に切ったスイカの様子(写真提供=徳山動物園)

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 同園では2016(平成28)年から、飼育するスリランカゾウやシマウマなどの糞や敷きわらを堆肥にした「ゾウさん堆肥」(10キロ=200円)として販売している。

 園内でも、花壇などで「ゾウさん堆肥」を活用していたところ、同園の入場門付近の花壇に植えたはずのないスイカの実が成っていた。成っていたのは、直径約12センチと約16センチの2玉。同園は6日、公式X(旧ツイッター)に「徳山動物園で販売しているゾウさん堆肥は、ゾウやシマウマなどの糞を堆肥にしたものです。動物園の花壇にも使用しているのですが、たまにこんなサプライズが。誰が食べたスイカの種だろう」と投稿した。

 11日には、気温が下がってきたため2玉を収穫。一般的なスイカに比べると果肉の色が薄かったが、スリランカゾウのナマリーとミリンダ、マントヒヒ、マンドリル、カバのマルなどに与えたところ、食いつきがよく残さず食べたという。マレーグマのマーヤに与えると、一度はスイカの前を素通りしたが、戻ってくると皮まで食べ切った。

 同園職員の重永和美さんは「ゾウさんの堆肥からスイカの実が成ったことはこれまでも時々あった。いろんな果物を与えているので、何が実るかわからない。サプライズを楽しんでもらえたら」と話す。

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