「しゅうなん郷土伝統芸能まつり」が12月17日、周南市文化会館(周南市徳山)で開催される。
主催は周南郷土伝統芸能保存協会。市内各地で受け継がれる郷土の伝統芸能を「ふるさとの財産」として次世代に伝え、市民の関心を高めようと開催する。同市誕生5周年を機に始まり、5年に1度「郷土伝統芸能大会」として開催してきた。4回目となる今回は、協会に加盟する25団体の中から6団体が伝統芸能の舞台を上演する。1階ロビーでは、人形などの小道具や太鼓の体験、衣装の試着のほか、新米やフグの加工品などの特産品を進呈するクイズラリーや特産品販売のコーナーを設ける。
演目は、三作神楽「清めの舞」、須々万八朔(はっさく)祭「須々万大名行列」、安田の糸あやつり人形芝居「絵本太功記~尼ケ崎の段~」、久保神楽「大蛇(おろち)退治」など。山崎八幡宮本山神事保存会などの3団体は、映像上演とトークショーを行う。15時41分からは、出演者と観客全員で「平成すすま音頭」を踊る。
同協会の門井洋次会長は「周南市内の25団体が一堂に会するまたとない機会。年代にかかわらず、子どもから大人まで楽しんでもらいたい」と呼びかける。
開催時間は11時30分~16時。観覧無料。ライブ配信も予定する。