山口大学教育学部附属光小学校(光市室積8)の児童が企画した「室積ツアー」が3月7日、室積地区の海商通りで行われた。
同小6年生の26人が総合学習の一環として、地域への感謝の気持ちを込め、室積地区の良さを伝えたいと企画した。1年間かけて、児童だけでスケジュール調整から現地調査、ポスター作成、参加呼びかけなどを行った。
ツアーには、室積保育園の園児5人を含む、地域住民や保護者など約30人が参加。児童は担当エリアに分かれ、海商通り沿いの「普賢寺」や「早長八幡宮」、飲食店の「風鈴亭 金魚」「手打ちうどん宮本」、総菜・雑貨店「木村家」「室積市場ん」など6カ所を廻った。各所でクイズを交えながら歴史や店の概要を紹介した。
ガイド役を務めた宇侍見紀壱さんは「室積の良さを伝えられるよう、小さい子から大人まで分かりやすい言葉で案内した。地域の方々と関われてうれしかった。室積は海と山に恵まれた自然豊かな大好きな街。まだ伝えきれていないことがあるので、またぜひ訪れてほしい」と話す。
「手打ちうどん宮本」のスタッフは「児童や地域のみなさんと交流できてよかった。遠方から通う子もいるので、地域の魅力を知るいい機会になったと思う」と話す。参加した保護者の一人は「室積のことがよく分かり楽しめた。お祭りもあるようなのでまた来たい」と笑顔を見せていた。