光市の虹ケ浜海岸に6月1日、銀色に光る大量のカタクチイワシが打ち上げられた。
昨日まで流木アート「流木ゴジラ」でにぎわいを見せた同海岸の砂浜に500メートルにわたり打ち上げられた。カタクチイワシは1万尾程度と見られ、体長は約8~15センチ。波打ち際にはイワシを狙う約30センチ程度の魚影や海鳥の姿も確認できた。
バケツを持ってイワシ拾う男性は「満潮時刻の昼過ぎぐらいから打ち上げられた。スナメリか大きな魚に追われたのだろうが、イワシ漁をする漁師が少なくなったのも一因では」と話す。
海岸近くに住む知人から連絡を受けて来たという2人組の女性は波打ち際に漂うイワシをすくい上げ「今夜のおかずにしたい。唐揚げや南蛮漬け、イワシハンバーグにしてもおいしい」「近所の人にもお裾分けしたい」と話す。
男性は「先週も虹ケ浜や隣の室積海岸で打ち上げられたと聞くが、カタクチイワシは鮮度が落ちるのが早く、暖かい時期なので注意も必要」とも話す。