山崎八幡宮(周南市宮の前1)で行われている「夏詣(なつもうで)」に合わせて現在、プラスチック製の透明なシートに印刷した「クリア御朱印」が頒布されている。
「夏詣」は、浅草神社(東京都)が2014(平成26)年から提唱している新しい日本の風習。無事に半年を過ごせたことに感謝し、7月から半年の平穏を祈ってもらう。同八幡宮も2022年から行っている。
3回目を迎える今回は、初の試みとしてプラスチック製の透明なシートに印刷した「クリア御朱印」2種類を数量・期間限定で用意する。いずれも風鈴と花ちょうずを描き、7月に頒布するのは、昼の境内に2つをあしらったデザイン。8月には、夜の境内にあしらったデザインを頒布する。初穂料はとして各600円を申し受ける。水に漬けると文字が浮かび上がる「水みくじ」(200円)も用意する。
境内には、風が吹くと美しい音色を響かせる200個の風鈴や風車を飾る。足元に水をかけると「夏詣」の文字が浮かび上がる「打ち水アート」も設置する。
昨年まで太宰府天満宮(福岡県)に仕えていたという同八幡宮の権禰宜(ごんねぎ)で河谷僚己さんは「県内では珍しい夏詣。参拝者に自然の涼を感じてもらえるよう30代の神職3人で企画した。青空に掲げるなどさまざまな風景と共に御朱印を楽しんでほしい。参拝のきっかけになれば」と話す
夏詣は8月31日まで。