下松高校美術部の生徒が7月15日、笠戸島家族旅行村(下松市笠戸島、TEL 0833-52-1001)のバーベキュー場の壁面にウオールアートを完成させた。
2021年から同部の生徒がコニュニティースクールの一環として、ウオールアートで街を元気にしようと取り組んでいる活動。塗装会社「日本海装」(下松市新川)が協力し、これまで下松市内企業事務所や笠戸島家族旅行村のイベントスペースの壁面3カ所にウオールアートを描いた。
今回制作したウオールアートの大きさは、幅20メートル、高さ3メートル。同部員50人と卒業生や保護者、バーベキューや観光で訪れた人など約10人も加わり、13日、15日の2日間で仕上げた。
イラストのタイトルは「おともアニマルズ」。原案を制作した同校3年の河村夏希さんによると、「LET'S COOK!!」の文字と共にクマやウサギ、ティラノザウルスなど動物、恐竜8匹がレモンやヒラメなど笠戸島の特産品や調理道具を持ち、バーベキューする人たちを出迎えるイメージという。
同校3年で美術部副部長の古城葵さんは「子どもも楽しめる仕掛けとして、イラストに小さな星が隠れているので探してほしい。かわいい動物たちと一緒にバーベキューを楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。