下松市、周南市、防府市にある民間の不登校支援団体が10月23日、連携ネットワーク「MICAN(ミカン)」を立ち上げた。
不登校カフェ「COCO color cafe」のワークショップの様子
フリースクールや不登校カフェなどの支援団体、学習塾が連携協力し、子どもたちの学習サポートや居場所づくり、情報発信などを行い支援の輪を広げようと設立した「MICAN」は、「I can.(できる)」というポジティブな思いと、山口県特産のミカンにちなんで名付けた。
参加団体は、フリースクール「フリースペース コティ」、学習支援「夢光塾」(以上、下松市)、不登校カフェ「COCO color cafe」、「まるっとカフェ」、学習塾「ステップ」、英会話教室「HILLs英会話」、アート教室「ピンクのゾウ」(以上、周南市)、茶話会「ミナミカゼ」、「わっこ」(以上、防府市)の9団体。
「MICAN」では11月1日、富田東地区コミュニティセンター「とんとん会館」(周南市古泉3)に学習室を開設。金曜10時から2時間、塾講師らが小・中学生を対象に学習をサポートする。利用料は2時間=1,000円。
「MICAN」発起人で「COCO color cafe」を運営する澄田昌美さんは「一人で悩み孤立しがちな親子に、私たちの活動を知ってもらいたい。今後は学習だけでなく、体験や体を動かすプログラムも用意し、子どもたちが笑顔で過ごせる場所を増やせたら」と話す。