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岩国でフレンドシップデー 13万人来場、日米交流や飛行展示を楽しむ

岩国航空基地フレンドシップデー2025会場の様子 約13万人が来場

岩国航空基地フレンドシップデー2025会場の様子 約13万人が来場

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 日米親善イベント「岩国航空基地フレンドシップデー2025」が5月4日、海上自衛隊と米海兵隊が共同使用する岩国航空基地(岩国市)で開催され、約13万人が来場した。

海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」着水後の飛行

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 晴天に恵まれた会場では、米民間チームによるパラシュート降下を皮切りに、自衛隊と米軍各部隊による飛行展示や演技が次々と行われた。

 今年は、海上自衛隊のアクロバットチーム「ホワイトアローズ」が初参加。練習機T-5による正確なフォーメーション飛行を披露し観客の注目を集めた。米海軍第5空母航空団の航過飛行には、昨年11月に岩国基地へ配備されたステルス艦上戦闘機F-35Cも加わり、高速飛行や旋回を披露。その機動性能や迫力ある飛行をカメラに収めようと、多くの来場者がレンズを向けていた。

 海上自衛隊の救難飛行艇「US-2」は着水後の飛行や、消防車と競走するデモンストレーションを披露。低速での安定した飛行性能や、海難救助機としての特性を印象づけた。

 会場では、航空機とともに各部隊のブースが並び、来場者はアメリカの軍人と写真を撮ったり、ステッカーやワッペンなどを購入たり、身ぶり手ぶりを交えながら交流を楽しむ姿が見られた。航空自衛隊防府北基地(山口県防府市)に所属する航空学生による「ファンシードリル」が披露され、整然とした隊列と銃操作のパフォーマンスに観客から拍手が送られた。

 米海兵隊岩国航空基地司令のリチャード・M・ラスノック大佐は「日々、海上自衛隊という重要なパートナーと協力して任務にあたる姿を、多くの人に直接見てもらう機会となった。航空機の展示やデモンストレーションを通じて、機体だけでなく、それを動かす人の存在や、日米の協力関係の重要性を感じてもらえたと思う」と話した。

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