
イベント「ほたると浴衣のゆうべ」が6月21日、周南市中須北の黒石川周辺で開かれる。
主催は、地元有志で構成する「89family(ハチキューファミリー)」。浴衣姿で、棚田とホタルの風景を楽しんでもらおうと2013(平成25)年に始めた催しで、10回目の開催となる。会場となる中須北は、すり鉢状の盆地に約500枚の田んぼが広がる棚田の風景が特徴で、国の「つなぐ棚田遺産」、県の「やまぐちの棚田20選」にも選ばれている。
浴衣を着て来場した人には記念品を進呈する。浴衣の貸し出しと着付けサービスもあり、レンタル(着付け込み)は5,000円、着付けのみは3,300円。下松市望町で美容サロンやフォトスタジオを運営する「area」が担当する。申し込みはインスタグラムで受け付け、専用の着付け用トラックを活用して会場内で対応する。
バザーでは、酒蔵「はつもみぢ」や「食事処(どころ)たまちゃん」、キッチンカー「ジェラテリアクラキチ」などが、焼きそば、うどん、揚げ物、弁当、菓子、ドリンクを販売する。ステージでは、しの笛とアコースティックギターのユニット「気晴らしの丘」や、シンガー・ソングライターの水本諭さんが演奏を披露する。
89family代表の佐伯健太郎さんは「明るいうちは、手入れされ、水の張られた美しい棚田の風景を眺めて、暗くなったらホタルの光を楽しんでほしい。音楽に耳を傾けながら、浴衣姿でゆっくり歩いてもらえたらうれしい」と話す。
開催時間は19時~21時。会場周辺は駐車禁止のため、中須総合グラウンド(中須南)に駐車場を設け、無料シャトルバスを運行する。