周南市の「ピピ510」(周南市糀町1)で7月29日、30日の2日間、小学生を対象とした動画制作教室「Youtube道場 ~この地域のここにしかないもの~」が開催された。
同イベントは、周南青年会議所が周南市・下松市の小学校高学年児童を対象に、情報発信する力を学び、今まで知らなかった地域の魅力に気付いてもらうことを目的に企画した。
講師は、ユーチューブで「ABTV Network(エービーティービーネットワーク)」チャンネルを手掛けるユーチューブクリエーターの荻野龍登さん。荻野さんは「HIKAKIN TV(ヒカキンティービー)」、「SEIKIN TV(セイキンティービー)」のオープニング映像制作のほか、企業様向けの動画制作や専門学校での講師など幅広く活動してる。
青年会議所メンバーのサポートの下、小学生45人は16チームに分かれ、「この地域のここにしかないもの」をテーマに3分~5分の動画作品を制作した。
初日は、各チームで動画の内容や構成などを話し合い、徳山商店街の飲食店や雑貨販売店などを訪問。小学生自ら店主らと取材交渉し、インタビューやお薦め商品などを撮影した。
翌日は、ipadの編集ソフトを使い、撮影した動画や写真をつなげ合わせ、テロップやBGMを入れる。参加した児童たちは「いつも見ているユーチューブがこんなに多くの作業で作られているとは思わなかった」と話しながら編集作業を行っていた。
小学生の作品を鑑賞した荻野さんは「たった2日間、10時間にもかかわらず、どの動画もさまざまな工夫がなされ、想像以上の素晴らしい作品ばかりだった。動画制作を通じ、普段見逃している街の素晴らしさに気づけたのでは。これからも動画を作り続け、情報を発信する力を身に着けてほしい」と話す。