光市役所庁舎(光市中央6)で8月9日、同市在住するカップルの結婚式「まちぐるみ市役所Wedding」が開かれた。
同イベントは、「母と子と父とそして人に優しいまちづくり」を進めていこうと「おっぱい都市」を宣言する同市が、市民による移住促進支援グループ「光市おせっかいプロジェクトチーム」と共同で企画。8月9日(ハグの日)に新たな人生を歩み始める2人を街全体で「おせっかい」に祝福しようとカップルを募集した。
3組の応募者の中から抽選で選ばれたのは、同市室積に住む都野誠也さんと綾乃さん。綾乃さんの誕生日が8月9日で「運命を感じた」と応募したという。
業務終了後の同市役所1階ロビーで、市川熙市長の立会いの下、人前式が執り行われた。2人は誓いの言葉に続き、結婚指輪の交換、結婚証明書に署名し、同日提出された入籍届とともに披露した。庁舎玄関前では、お祝いに駆け付けた市民や市職員ら約120人が、新郎新婦をフラワーシャワーで迎え、ダンススクールに通う子どもらと市民による「てんとう虫のサンバ」の歌とダンスを披露、祝福ムードを盛り上げた。
式の後、誠也さんは「多くの市民の方に温かく祝福され、本当にうれしい。さらに光市が好きになった」と感激冷めやらぬ表情で話し、綾乃さんは「子育てに力を入れている光市に魅力を感じた。きれいな海、豊かな自然の中で、子どもを育てていきたい」と顔を輝かせた。
同市では、式の様子を移住促進のパンフレットやホームページなどに掲載予定。