遠石八幡宮(周南市遠石)で12月25日、初詣客を迎える巫女(みこ)の研修会が行われた。
正月三が日に約20万人の参拝客を見込む同神社では、毎年初詣に向けて巫女のアルバイトを募集している。今年は、周南地域の高校生や大学生、一般アルバイトの計23人のうち14人が研修に参加した。
禰宜(ねぎ)の黒神直豊さんは「新年は参拝者が気持ちを新たにして訪れる。分からないことも多いと思うが、笑顔で迎えてほしい。迷った時は、どうすれば参拝者が笑顔になるかを考えて奉仕してもらえたら」と話す。
参加者は、現役巫女3人から、巫女奉仕の心構えや立ち振る舞いなどを習った後、白衣・緋袴(ひばかま)の着方や畳み方を教わった。
初めて参加したという高知県出身の女子大学生は「地域を知るきっかけになると勧められ参加した。不器用なので一人で着られるか不安もあるが、頑張って務めたい」と話す。社会人女性の参加者は「学生時代から巫女に憧れて思い切って参加してみた」と笑顔を見せていた。
アルバイト巫女は明日から交代制で縁起物の準備を行い、三が日は破魔矢やお守りの授与などを担当する。