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周南・大津島産スダイダイ使う地ビール完成 独特の渋みがビールの苦みにマッチ

「島麦酒 SUDAIDAI」

「島麦酒 SUDAIDAI」

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 周南市のサンルート徳山(周南市築港町)で1月25日、周南市の離島・大津島産のかんきつ類スダイダイを使った地ビール「島麦酒(しまばくしゅ) SUDAIDAI」の完成披露会が行われた。

完成を祝う披露パーティー参加者

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 同ビールは、市内の飲食店などで作る周南料飲組合(周南市都町1、TEL 0834-22-1279)と大津島地区コミュニティ推進協議会が、忘新年会シーズン後の閑散期の集客と島の特産品スダイダイの知名度向上を目的に企画した。製造・販売は「山口地ビール」(山口市下小鯖)が担った。

 同協議会の安達寿富会長によると、スダイダイは大正時代から栽培が始まり、昔は漁で取れた魚と共に市場に出荷などを行っていた。現在は主に家庭用として、ナマコやカキを食べるときやポン酢作りなどに使っていた。

 昨年11月にスダイダイ200キロを収穫。今シーズンは6000本(330ミリリットル)限定で製造した。ラベルやポスターなどは、昨年4月に東京から島に移住・起業したデザイナーの松田翔剛さんが手掛けた。

 同組合青年部の三浦晃義会長は「瓶を開けるとかんきつ類の爽やかな香りが広がる。味はすっきりとしながら、スダイダイ独特の渋みとビールの苦みがマッチングして、想像以上の出来栄え。周南の特産品で、今ちょうど旬の『徳山ふぐ』など海鮮系の料理と一緒に飲んでほしい」と話す。

 同組合に加盟する飲食店で2月8日から提供を開始する。提供店は、「食彩酒処(どころ) 津々浦々」「のんき家」「正喜越」「竹の第」「いかざき」「季節料理 みの幸」「鮨(すし) 金星」「ふく処 快」「遠石会館」「八丁櫓(はっちょうろ)」「漁師めし酒場 灘や」「九州居酒屋 克」「創作料理 呑生(どんき)」「イタリアン食堂 Bamboo」「Restaurant & Bar CHARRY'S」「ホテルサンルート徳山」など36店舗。提供店は今後も増やし、60店舗を目指す。

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