下松市の市民交流施設「ほしらんどくだまつ」(下松市大手町2)で4月16日、自主映画製作グループ「撮活KE(とりかつケーイー)」の作品上映会が開かれる。
2013年に結成した同グループ。「オール下松ロケ、下松で作る映画で世界に発信」をコンセプトに地元の映画好きのメンバーら約20人で活動する。代表兼監督は、居酒屋「鳥勝」店主の松村篤史さん。これまで4本の自主映画を製作するほか、9日開票された下松市議会選挙の投票を呼び掛けるユーチューブ動画を地域活性化グループと共同で制作したり、下松市のPRCMを制作したりと、映像制作を通じまちづくりに取り組む。
同グループでは1年に1本のペースで映画を製作。メンバーそれぞれが持ち寄った脚本を投票で決定し、仕事の合間を縫いながら出演から撮影、編集、VFXまで一人何役もこなしながら製作する。
同上映会では、過去に製作した「ネガティブ戦士シネンジャー」(30分)など2作品と昨年秋に撮影した最新作「今日もいい天気」を上映する。
最新作の舞台は近未来。元結婚詐欺師の主人公が妻の持つお金を奪おうとするが、うっかり殺してしまう。クローン保険によって新しい妻となって戻ってくるが何か様子がおかしい。クローンとの愛は育まれるのか、本当の愛とは何かを問い掛けるSFサスペンスコメディー。上映時間は40分。
松村さんは「街づくりは自己表現から始まると思っている。どの作品もメンバーの熱い思いで作った大真面目にばかをしている映画。気持ちが前向きになるような、後押しできる作品に仕上がっているので見に来てほしい」と呼び掛ける。
開場は18時30分。上映は19時~21時。入場無料。