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下松・鉄道車両を製造する日立製作所が工場開放 6000人でにぎわう

英国向け高速鉄道車両Class800を前に記念撮影をする来場者

英国向け高速鉄道車両Class800を前に記念撮影をする来場者

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 鉄道車両を製造する日立製作所笠戸事業所(下松市東豊井)が5月19日、一般開放された。

鉄道車両をつり上げ移動させるシャトルリフトの様子

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 同社の国内唯一の車両組立工場として、東海道・山陽新幹線の新型車両「N700S」や英国向け高速鉄道車両をはじめ、国内外の鉄道車両を製造する同事業所。

 同イベントは、同社が受注した英国の都市間高速鉄道計画(IEP)が昨年10月に営業開始したことをきっかけに、地域住民や従業員の家族へ、普段は立ち入ることのできない事業所内を見学してもらおうと開催。親子連れや鉄道ファンら約6000人(主催者発表)が訪れ、にぎわいを見せた。

 会場では、英国向け高速鉄道車両Class800や東海道・山陽新幹線のN700A、沖縄県那覇市を走る「ゆいレール」の跨座(こざ)型モノレールなどが展示されたほか、エコバッグやクリアファイル、ノートなどオリジナルグッズの販売やスタンプラリー、鉄道模型の展示走行が行われた。シャトルリフト(自走搬送機)のデモンストレーションでは、鉄道車両をつり上げ、運搬する様子を、カメラを手に多くの人が見守った。

 同事業所の川畑淳一所長は「4年前から約2倍、過去最高の生産量を抱える現在、協力会社をはじめ、多くの地域の方々に協力いただいており大変感謝している。最高の品質、高い技術レベルが求められる鉄道車両が、この下松の地で製造され、世界に広がっていることを知ってもらいたい。子どもたちには、間近で見学してもらうことで興味を持ってもらい、将来、車両製造に携わってほしい」と話す。

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