周南市立徳山駅前図書館の3階交流室で23日、県内で活躍するクリエーター30人が参加し、それぞれ制作したブックマーク(しおり)をプレゼンテーションする「素敵(すてき)なブックマーク展」が開催された。
宇部市の漫画家、うえだのぶさんと、同市のデザイナー、みずたにみかさんのコラボ作品
主催は周南市のグラフィックデザイナー土江孝さんをはじめとする「素敵なブックマーク展実行委員会」。作家自らプレゼンテーションを行い人気投票することで、クリエーターの意識向上と市民のクリエーティブ感覚の向上を図り、「本」を中心とした文化の発展と地域活性を目指す。
デザイナー、イラストレーター、アーティストなど30人が参加し、素材やサイズを問わず、ユニークな視点で作られたしおりを出品。作家がプロジェクターを使いながら作品に対する思いや意図などをほかの作家や来場者に向けて説明した。
6月24日から7月8日まで、同図書館1階に展示コーナーを開設。同図書館および蔦屋書店の利用者を対象に人気投票を行う。
7月29日に表彰式を行い、上位4作品を製品化し、ノベルティーとして同図書館および蔦屋書店の利用者に無料配布する。ノベルティーはなくなり次第終了となる。
同展に共に参加した宇部市の漫画家うえだのぶさんと、同市のデザイナーみずたにみかさんは、周南市にゆかりのある動物たちをブックマークや絵本にして出品。うえださんは「刺激的で大変有意義な時間を過ごせた。いいきっかけを作ってもらい感謝している」と話していた。
同図書館2階のインフォメーションスペースでは、動物や花などスタンプを押してオリジナルブックマークを作る「楽しいブックマーク教室」も開かれ、子どもから大人まで参加しにぎわっていた。