サブカルイベント「萌(も)えサミット8」が10月8日、周南の中心市街で開かれた。
「新世紀エヴァンゲリオン」や「サマーウォーズ」のキャラクターデザインで知られるアニメーター・貞本義行さんの出身地である周南市をサブカルチャーで盛り上げようと2011年から毎年開催している同イベント。動画投稿サイト「ニコニコ動画」によるユーザー参加型リアルイベント「ニコニコ町会議」と併催。
「ニコニコ町会議広場」では、生中継の視聴者を神とあがめ、来場者の思いや願い聞く「ニコ萌え神社」に、木村健一郎周南市長がコスプレ姿で登壇。「神様の力で『萌えサミット』を第100回まで続く人気イベントに育ててほしい」という願いには、多くの視聴者から賛同と応援のメッセージが送られた。
「町踊ってみた広場」では、山口県出身の明香里さんと夕香里さんによる姉妹ダンスユニット「ATY」が講師を務め、呼び掛けに集まった約40人と共にダンスを披露。その様子は、生中継でネットに配信された。2人は「地元でこんなに盛り上がっているイベントがあることを知らず驚いた。参加できとても光栄」「皆さんとてもノリが良く、一緒に楽しく踊ることができた」と笑顔で話した。
萌えサミメイン会場では、JR徳山駅の「一日駅長」を務めた声優の古川登志夫さんのトークショーや地元アイドルグループ「yamakatsu」による音楽ライブなどのステージイベントを実施。みなみ銀座商店街では、アニメや漫画の登場人物に扮(ふん)したコスプレイヤーが、思い思いのポーズを取って会場を歩き、ファンたちがカメラを構える姿が多数見られた。サブカル関連ブースやゲームキャラクターが大きく描かれた「痛車」と呼ばれる車の展示も行われ、多くの人でにぎわいを見せた。
主催者によると、過去最高のコスプレイヤー400人以上が参加し、約1万1000人が来場、ニコニコ生放送の総視聴者数は9万1500人と発表した。