10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議で、徳山大学の中熊大智(だいち)選手が育成枠で埼玉西武ライオンズから指名を受けた。
同大学硬式野球部からのプロ野球選手は4人目で、現役で指名を受けるのは今回が初めて。10月26日には、同大学学生食堂前で報告会を開催。中熊選手を囲んで集まった教職員、学生からも大きな拍手が送られ、指名の喜びを分かち合った。
中熊選手は同大学経済学部4年生。熊本県菊池郡出身で九州学院高校を卒業後、同大学に入学。広角に打ち明ける勝負強い打撃と、強肩を生かした二塁送球が魅力の捕手として期待されている。
レギュラーとして出場した九州地区高校野球大会では、高校2年時にベスト4に、高校3年時にベスト8まで勝ち進み、今年開催された全日本大学野球選手権大会ではベスト8進出を果たした。
これまでの受賞歴は、中国地区大学野球新人戦で敢闘賞、平成28年中国地区六大学野球・秋季リーグ戦と平成30年の同大会・春季リーグ戦で、それぞれ首位打者賞とベストナイン賞(捕手)を受賞。
中熊選手は「誰よりも練習に打ち込み、一日でも早く活躍できるよう頑張りたい」と意欲を見せる。