周南市役所職員が全国47都道府県を巡り、市の魅力をPRするキャラバン隊が11月16日、75日間の旅を終え市役所に帰還した。
人がネコのように快適に暮らせる街「しゅうニャン市」を愛称に、市の認知度アップを目的とした「しゅうニャン市プロジェクト」の一環。市職員16人が2~3人体制でキャラバンカーに乗り込み、総走行距離約7000キロ、全国47都道府県57自治体を訪問した。
訪問先では、商業施設などでブース出店を行い、ロゴマークをデザインしたノベルティグッズを配布するほか、放送局などメディアで市の魅力を発信。公式SNSを通して訪問先の特産品や観光地などPRし、地元の人々と交流を深めた。
当日、14時に任務を終えたキャラバンカーが市役所へと無事帰還し、木村市長と「しゅうニャン市特命アンバサダー」の筒井海音さんが持つゴールテープを切った。
帰還式では、隊を代表して松田康仁さんと冨永妙子さんが帰還を報告。木村市長は「各地域ではいろんな出会い、いろんな経験があったと思う。その経験、活動で身に付けた知恵を周南市のために使ってほしい」と話した。
群馬、新潟、秋田、青森、福岡の5県を巡ったリサイクル推進課の冨永妙子さんは「私が訪問した東北地方では、周南市の知名度は1割程度と低かったが、直接市民の方にPRすることができてよかった。ノベルティグッズも好評で、出店ブースでは行列ができたことも。この貴重な経験を生かし、市を盛り上げていきたい」と話す。