周南市の遠石八幡宮(周南市遠石)で12月1日、「亥(い)年の大絵馬奉納式」が行われ、正月準備が始まった。
拝殿に取り付けられた大絵馬は、高さ2.5メートル、幅4メートル、重さ120キログラム。神職のお祓いおはらいを受けた神社職員ら10人の手によって、今年のえと「戌(いぬ)」から来年の「亥」に取り換えらえた。来年の絵馬には、富士山越しにご来光を拝むイノシシの親子3匹の姿が描かれている。
大絵馬の前で愛犬と撮影していた家族は「戌の絵馬が飾られているうちに愛犬と一緒に撮影しておきたいと思い駆けつけた駆け付けた。奉納式に立ち会えてよかった」と話し、取り換えの作業を見守った。
例年、正月三が日に訪れる人は約20万人。遠石八幡宮宮司の黒神直大さんは「十二支最後の年である『亥』の年に、平成の世が終わり、イノシシのごとく新しい時代が一気に加速して進んでいくのではないか。この絵馬のように、家族を大事にしてもらえたら」と願った。