下松市桜町の雑貨店「Hutte(ヒュッテ)」(下松市桜町3、TEL 0833-43-9664)が12月22日、開店10周年を迎える。
店主の竹林美和子さんは下松市出身。竹林さんは、「消しゴムはんこ」など手作りしハンドメード雑貨イベントで出店していたが、子どもの小学校入学を機に雑貨店の開業を決意。2008年、父が経営していた鉄工所の事務所を改装し、下松市久保に同店をオープン。2014年に現在の場所に移転した。
店内には、竹林さんが確かな目で選んで仕入れた食器やポストカード、便箋、メッセージカードなどの紙物雑貨、ベトナム製のかごのほか、自身が声を掛けた手作り作家ら10人のアクセサリーや布小物、編み物、木工が並ぶ。オリジナルの「さらしふきん」は、日本製のさらしを使用しているため「毛羽立ちにくく、吸水性がいい」と好評でリピーターが多く、料理研究家も買い付けに来るという。
ハンドメード雑貨イベントやワークショップイベントに月に2、3回出店。竹林さんのセンスと人柄に引かれるファンも多く、人気店の一つとなっている。
12月4日から4日間開催した「10周年記念イベント」では途切れることなく客が訪れ、1,000円以上買い上げ時にもらえる「オリジナルバッグ」や「オリジナルふきん」(各50枚)が2日で完配するほどの盛況だったという。期間中はラッピング用品を用意し、セルフラッピングコーナーを開設。クリスマスシーズンだったこともあり小学生から高校生らに受け、連日通う客もいた。
竹林さんは「古くから付き合いのある手作り作家らが『記念イベント』に合わせ、作品を多数出品してくれたこともあり、多くの人でにぎわった。10年も続くとは思っていなかったが、無理をせずできる範囲で続けていきたい」と話す。
営業時間は11時~16時。