下松市の公式マスコットを決める投票が2月13日、下松市立花岡小学校(下松市末武上)で行われた。
公式マスコットを採用は、市制80周年記念事業の一環。市の魅力を市民と共有するとともに、広く内外にアピールしようと昨年8月から募集を始めた。1月末に学生や民間事業者、市職員らで構成する「審査委員会」が作品764点の中から、最終候補3作品を決定した。名前は審査委員会で協議の結果、各制作者の許可を得て「くだまる」に決定した。
公式マスコットに採用される最優秀作品は、市内の小学校に通う8校約3200人の児童による投票よって決定する。同選挙は、下松市選挙管理委員会が監修し、実際の選挙で使う機材や投票箱、記載台を使い、実際の選挙と同じ手順に沿って行う。
この日は、約800人の児童が選挙管理委員会の職員から投票用紙を受け取り、緊張した面持ちで投票した。
市企画財政課の中村一雄さんは「マスコットを選ぶ段階から子どもたちに参加してもらい、愛着と親しみを持ってほしい。実際の選挙を模すことで興味を持ってもらい、将来、投票することへのハードルを少しでも下げてもらえれば」と話す。
投票は3月5日まで各学校で行い、同20日に下松中学校で生徒たちが開票し決定する。