河内神社(山口県周南市夏切)で11月19日、「三作神楽(みつくりかぐら) 息吹き祭」が行われる。
同市和田三作地区に1300年前から続いている国指定重要無形民俗文化財「三作神楽」は、6年に一度行われる式年祭で河内社(かわちしゃ)に奉納される伝統芸能。
「三作神楽保存会」と連携し、教育支援や街づくりのプロデュースに取り組むNPO法人「まなびデザインラボ」(周南市河内町)では、来年2017年11月に行われる式年祭を前に、後継者不足により存続の危機にさらされている三作神楽をPRし、新たな観光資源として復興を図ろうと「息吹き祭」を企画した。
「三作神楽の勇壮で躍動(やくどう)感のある舞は神秘的」と同NPOの小松範之さん。同祭では、23種類の舞のうち2メートルの長刀(なぎなた)を振り回す「長刀の舞」や、4人がテンポを合わせ跳躍しながら回転する「卓(しょく)の舞」など4種類の舞を実演する。
小松さんは「伝統を引き継ぐためにも、まずは多くの人に知ってほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時~15時。定員は30人。詳細はフェイスブックページから。