下松市のザ・モール周南(山口県下松市中央町)で12月4日、総合科学祭「周南ゆめ物語~かがくスクウェア~」が開催される。主催は山口大学や地元企業、高等専門学校などで組織する「周南ゆめ物語実行委員会」。
県内の小中学生に科学技術の楽しみを伝え、日本の科学技術を担う人材を育成することを目的に開く同イベント。5回目となる今回は、会場を周南地域地場産業振興センターからザ・モール周南に移し、規模を拡大する。
ヘリウムガスが入った大きなバルーンに乗って約4メートルの高さまで浮かぶ「ヘリウム風船で空中散歩」(体重35キロ以下の子ども限定)や、周南クオーツによるガラス細工のマドラー製作、徳山高専によるイルミネーションのプログラミング体験など31のブースでさまざまな科学実験や工作などを用意する。
山口大学国際総合科学部の崎山智司教授は「山口県は素材型産業の集積地であり、1事業所当たりの製造品出荷額や従業者1人当たりの製造品出荷額が全国1位を続ける技術先進県。その将来を担う子どもたちに、科学は楽しいものだと少しでも興味を持っていただければ」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時30分~16時。参加無料。