山口県下松市で行われている鉄道車両陸送見学イベント「道路を走る高速鉄道車両見学プロジェクト」が7月14日10時、村岡嗣政山口県知事らのテープカットでスタートを切った。
通常は交通量の少ない深夜に輸送する鉄道車両を、観客を集め日中に輸送する同イベント。「鉄道産業のまち くだまつ」の全国発信を目的に、官民共同で組織する実行委員会が主催する。
実行委員長の弘中善昭さんは「クラウドファンディングでの支援をはじめ、関係各所の協力、熱い思いで実現したプロジェクト。多くの皆さまに鉄道車両が街の中を走行する様子を楽しんでほしい」とあいさつした。
日立製作所笠戸事業所が製造した英国向け高速鉄道車両「CLASS800シリーズ」の先頭車両2両を、それぞれ専用トレーラーに載せ、同事業所正門から下松第2埠頭までの約2キロを陸送する。時速15キロほどで移動し、10時50分に到着する。