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下松で英国向け高速鉄道車両、陸送見学イベント 遠方から鉄道ファンら3万5000人

英国向け高速鉄道車両を陸送する様子

英国向け高速鉄道車両を陸送する様子

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 「道路を走る高速鉄道車両見学プロジェクト」の見学イベントが7月14日、下松市内の県道366号線で行われた。

陸送される英国向け高速鉄道車両・高所からの様子

 通常は交通量の少ない深夜に輸送する鉄道車両を、観客を集め日中に輸送する同イベント。日立製作所笠戸事業所が製造した英国向け高速鉄道車両「CLASS800シリーズ」の先頭車両2両をそれぞれ専用トレーラーに載せ、同事業所正門から徳山下松港・下松第2埠頭までの約2キロを陸送した。

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 この日は、小雨交じりにもかかわらず、沿道や観覧エリアに3万5000人の観客が訪れ、カメラやスマートフォンで撮影しながら高速鉄道車両2台が輸送される様子を見守った。

 全長約25メートルの先頭車両1両を載せた専用トレーラー2台が同事業所を10時に出発。同事業所正門から下松第2埠頭までの約2キロの道のりを時速10キロで50分かけて移動した。

 10時40分ごろ、同車両を載せた専用トレーラーが、下松市市民運動場近くに設けられた観覧エリアを通過。「大きい」「いってらっしゃい」と子どもらが声を上げ、家族連れや鉄道ファンからの歓声を受けながら10時50分ごろ、最終地点の下松第2埠頭付近に到着した。

 広島から家族と訪れたという小学4年の男の子は「間近に見られてうれしかった。あんなでっかいやつを運ぶなんてすごいと思った。大きくなったら乗り物系の仕事に就きたい」と話す。東京や奈良から英国鉄道ファン仲間と訪れたという男性は「ゴールデンウィークにイギリスに渡り、日立製高速列車『AZUMA』に乗ってきたばかりだが、日本でまさか見ることになるとは思ってなかったので感動した。これで作るのは終わりと聞いたが、またこのようなイベントをやる時は足を運びたい」と興奮した表情を見せていた。

 今回陸送した車両は7月末に船積みされて出航後、約1ケ月半かけて英国まで海上輸送する。

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