「なし・ぶどう祭」が8月24日、須磨小学校(周南市須万)グラウンドで開かれる。
37回目を迎える同イベント。同日、周南市須金地区の「須金ぶどう・梨生産組合」が観光農園の営業を始めることから、観光シーズンの到来を告げる恒例のイベントになっている。
ステージでは、音楽ライブや岩見神楽の演舞が披露されるほか、樹1本分相当のナシ・ブドウが当たる大抽選会、カラオケ大会やナシの皮むきゲーム大会が開かれる。
直売コーナーでも、ナシ・ブドウを販売。飲食ブースでは、須金産小麦を使った生地を石窯で焼いた手作りピザやかき氷、フランクフルト、焼き鳥、カレー、綿菓子などを販売する
果樹農家16軒で構成する同組合は、「須金フルーツランド」の愛称で親しまれ、ブドウ・ナシ合わせ23ヘクタールを栽培。ブドウは「巨峰」「ピオーネ」「安芸クイーン」、種無しで皮ごと食べられる「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」など30品種を、ナシは「二十世紀」「豊水」「幸水」、近年開発された「あきあかり」「南水(なんすい)」など20品種を提供する。
「福田フルーツパーク」(周南市須金、TEL 0834-86-2138)の福田陽一さんは「完熟した状態で収穫しその場で新鮮な味を楽しめるのが観光農園の醍醐味(だいごみ)。今年は春先から天候にも恵まれ、どの果実も大きく肥大しおいしく育っているので、足を運んでいただけたら」と話す。
料金は各園共通。ブドウは入園無料。計量販売する。巨峰・ピオーネ、各1キロ=1,512円、そのほかの品種は各園により異なる。ナシは入園料1,188円(試食1個と持ち帰り4個含む)。
イベント開催時間は17時~21時、雨天中止。開園時間は 9時~17時。10月中旬まで。