「素敵(すてき)なブックマーク展」の表彰式が9月1日、周南市立徳山駅前図書館で開催された。
入賞作品 山口功さんの作品「本の虫(黄)」(左)花村信子さんの作品「旅するブックマーク」(中)、セキサトコさんの作品「周南土産の栞(しおり)」(右)
県内で活動するクリエーターが自由な発想で制作したブックマーク(しおり)の作品展。作者本人による公開プレゼンテーションと利用者による人気投票を実施することで、クリエーターと市民、双方のクリエーイティブ意識の向上を図り、「本」を中心とした文化の発展と地域活性を目指す。投票上位3作品は、製品化し、ノベルティーとして利用者に無料配布する。昨年に続き2回目の開催。
県内で活動するアーティスト、イラストレーター、グラフィックデザイナーら27人が53作品を出品。7月13日に製作意図などを説明する公開プレゼンテーションを実施、同21日から8月3日まで展示され、徳山駅前図書館利用者らがそれぞれ好きな作品に投票した。
投票総数は446票。最多得票44票を獲得した山口市在住のアーティスト山口功さんの作品「本の虫(黄)」が金賞を受賞した。銀賞は、岩国市在住のイラストレーター花村信子さんの作品「旅するブックマーク」(21票)、銅賞は下松市在住のイラストレーター・セキサトコさんの作品「周南土産の栞(しおり)」(19票)が選ばれた。
山口さんは「このしおりを本の上に置くと、本の中に虫が入っているように見える。忙しかったり、スマホがあったりと本に集中することが難しくなった現在、まず環境を整え、本の世界に没頭しようと呼び掛かける作品。製品化され、ノベルティーとして配られるのが楽しみ」と話した。
3作品は、10月1日から蔦屋書店・徳山駅前図書館の利用者を対象に無料配布される。無くなり次第終了。