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光の生花店「保のか」移転 規模拡大、シェアスペースやイベントなどで活用も

来店を呼び掛ける山本さん

来店を呼び掛ける山本さん

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 生花店「保のか」(光市島田2)が9月1日、規模を拡張して移転オープンした。

山本雅子さんの作品「花は枯れ朽ち果てたとしても、なお‥。」

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 店主の山本雅子さんは、光市島田のショッピングモール「Best.(ビーストリート)」内にあった生花店で9年間修業した後、店名を「保のか」に変え引き継ぎ8年間経営していたが、手狭になってきたことから今回、約150メートル離れた場所への移転に踏み切った。

 店舗面積は48平方メートル。アンティーク調家具が並ぶ店内中央に仕切りを設け、生花コーナーは18度、観葉植物コーナーは25度と、品種に合わせた最適温度が設定できるようにした。シャンソンなど好きな音楽を流せるようにと音響設備や通信機器を設置。「15年前、パリで巡った生花店の影響が強い」と山本さんは話す。

 「新店舗はこれまでの集大成。前店舗より3倍近く広くなり、できなかったこともできるようになった。シェアスペースとして貸し出すほか、園芸家のトークショーや異業種交流会などのイベントも開いていきたい」と意気込む。

 山本さんは、植物に特化したウェブサイト「植物生活」に投稿したフラワーアレンジメントが編集者の目に留まり、書籍「ドライフラワーの活け方」(誠文堂新光社)に作品が掲載されるなど、作家としても注目されている。

 「作品では、アンティーク風のアレンジメントが多いが、お客さんの好みや要望に合わせブーケやアレンジメントを用意するので、気軽に立ち寄ってほしい。他の花屋では見掛けないような珍しい生花も扱っているので、いろんな花を知るきっかけになれば」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時30分。火曜定休。

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