「くだまつ笠戸島アイランドトレイル2020」実行委員会が現在、下松市笠戸島で2020年3月8日に行われる同大会の参加ランナーを募集している。
トレイルランを通じ、笠戸島の魅力発信、交流人口と観光客の増加を目指し2016(平成28)年に始まった同大会は今年で5回目。大会プロデューサーはプロトレイルランナーで下松市観光大使の奥宮俊祐さん。
瀬戸内海国立公園に指定されている笠戸島全体をコースに使い、標高200メートル超の山や海岸沿いの断崖絶壁を駆け抜け、山道だけでなく白い砂浜や海上遊歩道などを変化に富んだ景色を楽しめるコースを設定する。島を1周するロングコースは距離32キロ、累積標高は1660メートル、島の北側を走るショートコースは距離19キロ、累積標高は1000メートル。
実行委員会ではこれまで笠戸島ハイツを拠点に大会の運営を行ってきたが、今年3月末で休館となったため、拠点を国民宿舎大城(下松市笠戸島)に移し、大城前駐車場をスタートゴールとする。国民宿舎大城は大会オフィシャルホテルとして、大会参加者のみが宿泊可能な特別プランを用意する。
運営委員長の山下圭三さんは「朝起きて温泉に入った後、そのままレースに参加することもできる。よりスポーツツーリズムを意識し、皆さんに愛される大会にしていきたい」と意気込む。
大会前日の7日は、5周年記念のバーティカルレースを行う。レース終盤に待ち受ける「激坂」として大会の名物となっているハイキングコース「スカイ1号」の山頂を目指して駆け上がる。全長2.3キロ、累積標高282メートル。
参加費は、ロング=7,700円、ショート=5,500円、前夜祭=3,000円。定員は、ロングコースとショートコース合わせて900人。バーティカルレースは参加費3,000円で定員50人。ランニングポータルサイト「RUNNET」で2020年1月5日まで受け付け、定員に達し次第終了する。11月中旬からはふるさと納税でのエントリー(ロング・ショートコースのみ)も予定している。