下松駅(山口県下松市西豊井)に12月14日、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)の新型車両「TX3000系」が登場し、鉄道ファンらの注目を集めた。
東京千代田区の秋葉原駅から茨城県つくば市のつくば駅までを結ぶ「つくばエクスプレス」。新型車両「TX3000系」は6両5編成の全30両で、下松市の日立製作所笠戸事業所(下松市東豊井)で製造されている。外観は、現行車両のイメージを継承しつつ、コンセプトカラーであるブルーとレッドを斜めのラインでスピード感を表現している。
日立製作所笠戸事業所につながる専用線を持つ下松駅には、この日も県内外から鉄道ファンが集まり、下松駅に停車する「TX3000系」を熱心に撮影していた。
周南市在住で鉄道ファンの男性は「鉄道の撮影を楽しもうとたまたま下松駅に立ち寄ったら、甲種輸送の準備に出くわした。配線がむき出しだったり、ブルーのシートで覆われてたりと、今しか見られない車両を写真に収めることができ、とてもうれしい」と興奮気味に話した。
同新型車両は、試験運転などを経て、2020年3月に運行を開始する。