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「下松デンタルアカデミー専門学校」で落成式 歯科衛生士を目指し実学

えんじ色のラインが入った新校舎

えんじ色のラインが入った新校舎

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 今年4月に開校する歯科衛生士養成専門学校「下松デンタルアカデミー専門学校」(下松市東柳1)で1月28日、落成式が行われた。

歯科診療台を8台とレントゲン室を備える基礎学習室

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 運営は、広島市で広島デンタルアカデミー専門学校を運営する三宅学園(広島県海田町)。県内2校目となる歯科衛生士養成専門学校として、歯科衛生士になるための基礎知識や臨床実習を行うほか、社会人としてのマナーや豊かな人間性を育てる。

 スクールカラーであるえんじ色のラインが入った新校舎は鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約1076平方メートル、昨年4月に着工し、今月完成した。

 1階には、1学年につき1教室と図書室を設置。ロビーにある「ラーニングコモンズ」では、カラフルな椅子が特徴のテーブル席を設け、図書の閲覧やグループ学習など学生が主体的に学習できる「学びの場」となっている。

 2階の基礎実習室には、歯科診療台を8台とレントゲン室を設置。歯科医院と同じ環境の下、処置方法や器械の操作などの実践から現場の流れまで学べる。実験室では、実習や実験など行うほか、バドミントンコート2面分の広さと天井の高さ5メートルの空間を生かし、バドミントンなどのスポーツやダンスを楽しむことができる。トイレには、各室シャワーも設置されている。

 落成式には、学園関係者をはじめ、国井益雄下松市長や市議会議員、自治会、施工関係者ら70人が出席し、新校舎の落成を祝った。式典後開かれた内覧会では、入学予定の学生や保護者らが訪れ、新たな学生生活に期待を膨らませていた。

 学校長を務める栗原英見さんは「歯科だけではなく、どのようにかむか、何を食べたらいいか、実学を重視した学びの場を提供していきたい。塩こうじを作ることで細菌学を学んだり、糖尿病患者用のデザートを開発することで栄養学を学んだり、難しいことも楽しく学べる環境を作っていきたい」と意気込む。

 同校は3年制で、定員は1学年40人、計120人。4月1日の開校までに2回、入学試験を行う予定で、現在2020年度の入学生を募っている。出願締め切りは3月11日。

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