徳山高校(周南市鐘楼町)で12月31日、「徳高ラーメン」を大みそか限定で復活させる恒例イベントが開かれる。
1964(昭和39)年から1997年まで徳山高校の食堂で出されていたラーメンを再現し、大みそか限定で復活させる。きっかけは2010年、徳山高校の同窓会報誌の一コーナーとしてその味を再現しようと始まったプロジェクト。当時ラーメンを作っていた食堂職員から調理方法を伝授してもらい再現、その完成度の高さから懐かしい味を多くの卒業生にも味わってほしいと大みそかに一日限定の年越しラーメンとして販売する。
スープは鶏ガラ、豚骨、ニンニク、ガーリックパウダー、塩、しょうゆのみ、チャーシューの煮汁で味付けし、毎日食べても飽きないようにシンプルな味にされていたという。発起人の一人、三分一幸治さんは「麺はもちろん、しょうゆの銘柄までこだわった。青春時代に刷り込まれた徳高生には一番おいしい」と話す。
今年で7回目を迎える同プロジェクト。口コミやSNSで年々広がり300食を販売する。当時の味を知らない現役高校生も手伝いに来てくれるという。ラーメンは1杯500円。チャーシュー(200グラム=500円)、持ち帰り用のラーメンも販売する(3食=1,000円)。
三分一さんは「卒業すると母校を訪れる機会も少ない。徳高ラーメンをきっかけに懐かしい同級生や先輩後輩など世代を超えて絆を深めてほしい」と来場を呼び掛ける。
営業時間は12時~18時(スープ無くなり次第終了)。