周南市徳山動物園が現在、開園60周年のあゆみとして年表に掲載する写真を公募している。
チンパンジーの赤ちゃんと記念撮影をする来園者(1967(昭和42)年撮影)
1960(昭和35)年3月20日に、旧徳山市市制施行25周年を記念し創設した同園。今年で開園60周年を迎えるに当たり、来園者とこれまでの思い出を振り返ろうと同イベントを企画した。
募集する写真は、開園からこれまでの期間に同園内で過ごした様子やイベントの様子などを撮影したもので、当時の様子が分かり、一般に公開してよいものに限る。
同園職員の重永和美さんはこれまでの資料を見返し、「過去にはチンパンジーと園内を散歩したり、トラックにゾウやライオン、サルなどの動物を乗せてパレードをしたり、今となってはなかなかできないイベントもあった。正装して来園していた時代もあり、来園者の服装を見るだけでも歴史を感じることができる。一緒に同園の60年の歩みに思いをはせていただけたら」と話す。
重永さんは「写真を見返し、当時を振り返るとともに、全面的なリニューアルに向け新しい取り組みをし続ける同園に、今後も期待してほしい」と呼び掛ける。
応募は、申し込み者の氏名、連絡先、各写真の撮影時期と内容の簡単な説明を明記し、同園への持ち込みまたは郵送(L判サイズ以下、5枚以内)、デジタルデータはメールで受け付ける。締め切りは5月31日。年表は8月初旬から同園自然科学館内に掲示するほか、同園ホームページで公開する予定。