光市民ホール(光市島田4)で1月8日、「平成29年成人のつどい」が行われた。
毎年新成人を含む「成人のつどい企画運営委員会」が企画・運営する同イベント。2014年には優れた成人式を表彰する成人式大賞(新成人式研究会主催)で最高賞を獲得するなど毎年趣向を凝らした演出で新成人を祝っている。
今年光市で新成人を迎えたのは530人。会場では、晴れ着やスーツ姿の新成人が、久しぶりに顔を合わせた旧友との再会を喜び、記念撮影をしたり懐かしい話に花を咲かせたりしていた。
式典のテーマは「絆-未来へつむぐ想(おも)い」。ふるさと光で家族・友人・恩師や地域の人々と深めた絆を大切にし、未来に紡いでいきたいと企画委員会の新成人の発案によって決められた。
オープニングは、ヨシムラダンスセンター生徒による創作ダンス。途中、市川熙(ひろし)市長も一緒になってステージで踊るサプライズで幕を開けた。市川市長の祝辞の後、室積中・山大付属光中・光井中・島田中・大和中・浅江中、それぞれの中学校の新成人代表者が思い出を振り返りながら未来への決意を述べた。アトラクションでは光高校吹奏楽部・ひかり吹奏楽団の演奏、出身中学ごとにステージに上がって校歌を熱唱する名物企画で会場は盛り上がりを見せた。
新成人で実行委員会として企画に参加した松本舞さんは「記念品など新しい意見も取り入れてもらった。みんなが喜んでもらえる式にできた」と笑顔を見せる。同実行委員の濱田小雪さんは「まだ実感はないが、社会人として経験を積んで自分の考えを深めていき、発信できる大人になりたい」と抱負を話した。