「ふるさと山口企業合同就職フェア」が7月14日、市民交流拠点施設「ほしらんどくだまつ」(下松市大手町2)で行われた。主催は山口労働局や県内の各公共職業安定所(ハローワーク)など。
新型コロナウイルスの影響で4月、5月に予定されていた合同就職説明会が中止となり、今期初の開催となった同説明会。周南エリアの企業を中心に27事業所が出展し、一般求職者をはじめ学生や保護者など約80人が参加した。
会場では、入館時に検温、手指消毒を行い、来場者の記名を義務づけるなど感染予防を徹底。各ブースでは飛沫(ひまつ)感染防止のシートをはさみながら、熱心に説明を聞き入る学生らの様子が見られた。
県内出身で広島の専門学校に通う女子学生らは「今の時期、例年だと6割の人が内定をもらっているというが、今年は2割程度」と焦りを見せるが、「妥協せず、やりがいの持てる仕事を見つけたい」と意気込んでいた。
山口労働局の岡勝之さんは「求人の数は、前年と比べると全産業で減っている。企業、求職者の皆さんも不安を感じていると思う。リモートでは難しい、魅力や熱意を直接伝えられる場をこれからも提供し、早期に就職が決まるようサポートしていきたい」と話した。
7月は下松会場を皮切りに、県内各地で合同説明会を開催する。16日=下関会場(海峡メッセ下関)、20日=宇部会場(国際ホテル宇部)、22日=山口会場(山口グランドホテル)。開催時間は13時30分~16時。山口会場のみ事務職種を対象とした説明会が10時から開催する。