山口フィナンシャルグループ(山口FG)が7月20日、子会社である山口銀行の徳山西支店(周南市新宿通1)を英会話教室と学習塾を併設する多機能型店舗としてリニューアルした。
これまで銀行店舗内の空きスペースを有効活用し、地域活性化や来店客の増加に取り組んできた同社。今回は、スペインバルを併設する油谷支店(長門市油谷新別名)、保育所を設置する周南団地支店(周南市周陽2)に続く、3店舗目のリニューアルとなる。
併設する英会話教室と学習塾の延べ床面積は、同支店の5分の1に当たる約106平方メートル。運営は、周南や下松で学習塾などを展開する「UR(ユア)ジャーニー」(周南市野村2)が行う。
1階にある英会話教室「AIC Kids&Teens」(周南市新宿通1、TEL 0834-33-8050)では、年少~高校3年生までを対象にネーティブ講師が日本語を使わず英語のみで授業を行う。定員8人までの少人数制で、レベル別クラスに分かれて英語を習得する。現在、体験学習を受け付けており、オープンは7月28日。
2階にある学習塾「周南ゼミナール」は、徳山中央校、新南陽校、下松校に続く4校目。来年度から開講を予定する。
山口FG会長の吉村猛さんは「この地域は教育熱心な地域であるため、地域活性化のお役に立てるのではないか。英会話教室と銀行店舗が一体となった空間により、従来の銀行にないアットホームな相談の場として、お客さまとのコミュニティースペースとして利用していただけたら」と呼び掛ける。
URジャーニー社長の門出健司さんは「英語という学びを新たな切り口で伝えることで、英語を勉強ととらえず一言語として、触れていただく場を提供していきたい」と意気込む。