周南市立湯野小学校の児童たちが7月20日、現在架け替え工事中の「令和原橋」に色とりどりの手形を木の葉に見立てたアート作品「気になる木」を作り上げた。
湯野小学校近くの柳瀬川に架かる「原橋」は、1933(昭和8)年に架設。以来約90年にわたり、地域の人々の生活を支えてきたが、老朽化のため新しく「令和原橋」として生まれ変わる。同イベントは通学路として利用する同校児童らに新しい橋に愛着を持ってもらおうと、工事を進める周南市道路課が企画した。
コンクリート製の「令和原橋」は、長さ=10.3メートル、幅=5メートル。「Do you know Yuno?」と文字が添えられた木の幹に、全校児童38人が、赤色や黄色、青色、緑色のペンキを付けた軍手で木の葉を描き、「気になる木」を完成させた。
児童たちは「とても楽しかった。橋の完成も楽しみ」と笑顔で話していた。
制作した絵は、7月末まで残され、8月上旬の防水工事ともに上書き塗装される。ドローンで頭上から撮影した集合写真は、8月末の完成後、橋の欄干に掲示する予定。