下松商工会議所青年部(下松YEG)が1月20日、観光パンフレット「くだまつあ~ず」を作成した。
既存の観光誌やパンフレットに載っていない地元ならではの情報やお薦めスポットを取材しまとめた同冊子。
笠戸島エリアと花岡・米川エリアの史跡や観光スポット、イベントなどを地図付きで紹介する。同冊子を編集した青年部メンバーの一人は「花岡八幡宮で150年近く続く子ども相撲大会や、笠戸島が厳島神社の候補地だったことなど、地元の人でもあまり知られていない内容を掲載した」と話す。
冊子では「刀剣女子よ、知ってるか」として、花岡八幡宮に奉納される「破邪の御太刀」を紹介。1859(安政6)年に、花岡八幡宮1150年式年大祭に合わせ奉納された大太刀で、刃渡り3メートル46センチで、4メートル66センチの刀身の長さは日本一とされる。
紙面ではメンバーが両手を広げその長さを強調した写真を掲載している。同メンバーは「日本一の日本刀だが、実は地元でもあまり知られていない。取材の時に初めて実物を見たが、その大きさに驚いた今までのパンフレットでは、太刀単体の写真で大きさがよく分からなかった」と話す。
「今回の取材でまだまだ知られていない情報や全国に誇れる観光スポットなどがたくさんあることに気付いた。観光客だけでなく市民の人にも見てもらいたい」とも。
サイズはA4、全4ページ。発行部数は2500部。下松市役所やくだまつ観光・産業交流センター、下松商工会議所などで配布する。