徳山駅前賑(にぎ)わい交流施設(周南市御幸通2)2階インフォメーションスペースで12月24日、人前結婚式「サルビアウエディング」が行われた。
主催は、光市の結婚相談所「For You結婚サポート倶楽部」の松岡幸江さんやネイルサロン「Happily」の岡本寛美さんらで作るサルビアウエディングプロジェクト。新型コロナウイルスの影響などで披露宴や交流会の開催が減少する中、クリスマスイブの夜に、イルミネーションが輝く周南の街中で結婚式を行うことで、若い人々に結婚についてあらためて考えてもらおうと企画した。
式を挙げたのは、周南市在住の近藤龍男さんと有加さん。小・中学校で同級生だったという2人は、2年前に結婚。当時は、出産を控えていたため、式を挙げられずにいたが、今回松岡さんの提案で人前式を挙げることとなった。
御幸通りのイルミネーションが一望できる会場で執り行われた結婚式。タキシードとウエディングドレス姿の新郎新婦は、親族や友人、会場を訪れた人々が見守る中、誓いの言葉を述べ、リングボーイを務めたと2人の子ども・優くんが届けた結婚指輪を交換。2人は祝福の拍手の中、結婚証明書を披露、結婚成立が宣言された。
結婚式を終え、龍男さんは「多くの人に祝福してもらい、改めてこれからも3人で頑張っていこうと思った」、有加さんは「最高のクリスマスプレゼントをいただきとてもうれしい」と笑顔を見せる。
松岡さんは「周南市の花であるサルビアの花言葉は『家族愛』。これをきっかけに結婚に意欲を持ってもらえたらうれしい。地元の少子化対策のお手伝いができれば」と意気込む。