児童が卵から育てたギフチョウの放蝶式が4月11日、周南市の八代小学校(周南市八代)で行われた。
絶滅危惧II類に指定されているギフチョウ。春先にだけ色鮮やかな羽を広げて舞う姿を見せることから「春の女神」とも呼ばれている。
八代小ではギフチョウの保護に取り組む田島実さんの指導の下、毎年、3年生が中心なり、卵からギフチョウを飼育している。今年は21匹のさなぎが羽化。児童らの手で一匹ずつ校舎の裏山に放たれた。
4年生の宮本侑さんは「飼育していて大変だったことは幼虫の餌やり。好物のカンアオイの葉を大量に食べるので、ふんも大量で、世話が大変だった。このまま元気に成長して卵を産んでほしい」と話す。