「周南『絆』映画祭」が11月30日・12月1日、周南市銀座にある映画館「シネマ・ヌーヴェル」「テアトル徳山」で開催される。
©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©石塚真一/小学館
映画愛好家や地域活性化団体などで構成する実行委員会が主体となり、2009(平成21)年に始まった同イベント。周南の中心商店街活性化を目指す。
上映作品は、ジャズを題材にしたアニメ映画「BLUE GIANT」、同映画祭が立ち上げた脚本賞「松田優作賞」を受賞した映画「百円の恋」、そのリメイク版が中国で公開され今年話題となった「YOLO 百元の恋」、松田優作さんが主演・監督を務めた「ア・ホーマンス」、依存症からの回復を描いた「アディクトを待ちながら」、下関市が舞台の「幽霊はわがままな夢を見る」の6作品。
トークショーでは、11月30日「YOLO 百元の恋」(15時20分)上映後に脚本家の足立紳さんと武正晴監督が登壇。12月1日、「ア・ホーマンス」(13時10分)上映後には、ともに同映画でデビューした俳優・寺島進さんと周南市出身の殺陣師・二家本辰己さんが登場する。
11月30日は「ショートムービーコンテスト」を初開催する。全国から寄せられた40作品の中から入賞した7作品を上映。最終選考には武正晴監督、足立紳さんが審査員として参加し、最優秀作品は当日発表する。
12月1日には「BLUE GIANT」上映後、能登半島地震で被災したピアノを使ったジャズライブを開催。地元アーティストが出演し、映画祭のフィナーレを飾る。
実行委員長の大橋広宣さんは「会場のシネマ・ヌーヴェルに今年、私たちの長年の悲願であったデジタル映写機が常設され、周南市に11年ぶりに映画館が復活した。地元の方に街中の映画館を体験していただきたい。すてきなゲストによるトークショーも楽しんでほしい」と呼びかける。
前売りチケット料金は、1日=2,000円、2日間フリーパスポート=3,000円。1日券・フリーパスポートは前売りのみ。販売は11月29日まで。当日チケット料金は、1作品につき一般・シニア=1,200円、大学生以下=500円、小学生未満無料。