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周南・徳山動物園のカピバラに「ゆず湯」 湯野温泉の温泉水で寒さしのぐ

「ゆず湯」につかるカピバラ

「ゆず湯」につかるカピバラ

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 徳山ライオンズクラブが12月20日、徳山動物園(周南市徳山)のカピバラに湯野温泉の温泉水とユズ、カボチャをプレゼントした。

ゆず湯につかりながらカボチャをかじるカピバラ

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 冬至に合わせた地域貢献活動として、同クラブが昨年から行っている。今年は「ゆず湯」用に湯野温泉の温泉水1.5トン、ユズ50個、好物のカボチャ6個を用意した。

 徳山動物園で飼育されているカピバラはオスの「サワ」とメスの「つきみ」。2頭はこの日、「ゆず湯」になった温水用プールにつかりながら、気持ちよさそうに目を細めていた。飼育員から好物のカボチャを与えられると、夢中でかじる姿を見せた。飼育員の手島寿夫さんは「カピバラは暖かい国に生息する動物のため寒さが苦手で、日本の冬は特に厳しい。普段は38度のお湯で温浴させているが、今回は温泉の保温効果もあって、よりリラックスしているようだ」と話す。

 カピバラ舎前には、湯野温泉の温泉水を使った足湯コーナーを12月22日まで設置。来園者も温泉を楽しめる。足湯を体験していた女児は、湯に足をゆらゆらさせながら「あったかくて気持ちいい。カピバラと一緒でうれしい。こっちにもユズを入れてほしい」と笑顔を見せていた。

 徳山ライオンズクラブの椎木一三会長は「これまでは夏場にサルにかき氷をプレゼントしていたが、サル山が改修工事が入ったため、昨年からカピバラへの温泉提供を始めた。こうしてカピバラが喜ぶ姿を見ると、私たちもやりがいを感じる。動物たちと来園者の癒やしにつながれば」と話す。

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