パン店「子たぬきのパン」(周南市鹿野上)2階ギャラリーで1月21日、企画展「暮らしの中の手しごと展」が始まった。
昨年秋、「鹿野の暮らしや人々の営みを伝えたい」という思いから開設したという同ギャラリー。同展では、「鹿野陶芸教室」(周南市鹿野上、TEL 090-1689-3492)の生徒による作品を展示販売するほか、鹿野地区に住む91歳の神田安枝さんが梱包(こんぽう)結束用に使うPPバンドを編んで作ったカゴなども展示する。
同展では、コーヒーカップやマグカップ、大皿、野菜や栗の形をした小皿などのほか、パンやバラ、地蔵、魚などのオブジェ、カッターで模様をあしらった灯ろうなど、さまざま陶器が展示されるほか、皿や箸置きなどの販売コーナーも設置。神田さんが、ピンクや水色、黄色など色とりどりのPPバンドを編んで作ったカゴなども展示する。
鹿野で採れた土を使う「鹿野陶芸教室」には現在、20代から70代の生徒約10人が在籍。萩焼作家・佐々木次郎さんを講師に迎え、月1回、第2日曜に開講している。会費は月1,500円。
陶芸教室を主宰する田中美千恵さんは「昨年はコロナで祭りやイベントが中止になったため、作品を発表する機会がなかったが、お披露目できてうれしい。バラエティーに富んだ作品を見て、陶芸の楽しさを感じてもらえたら。自由に作りたい作品が作れる教室なので、気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時。月曜~水曜定休。入場無料。2月28日まで。