周南市国際交流サロン運営委員会(周南市岐山通り1、TEL 0834-22-8372)が現在、2月13日に開催するオンライン料理イベント「くらして初めて知った(ど)ローカルごはん」の参加者を募集している。
講師は、周南市出身でJICA海外協力隊メンバーの山縣亮介さん。山縣さんは、山口大学教育学部卒業後、2019年7月から、JICA海外協力隊としてパプアニューギニアに赴任。一時帰国中の現在は、「こども明日花プロジェクト」(山口市)のメンバーとして、学習支援ボランティアに参加するほか、学校などで発展途上国の実情や国際協力への理解を呼び掛ける「国際協力出前講座」を開催している。
昨年12月、山縣さんをはじめとするJICA海外協力隊の隊員らが共同で、任国の料理を紹介する電子本「くらして初めて知った(ど)ローカルごはん 日本で作れる世界のレシピとお話」を出版。「地元周南市の人に世界の料理を味わってもらいたい」という思いから、オンライン料理イベントを企画。周南市国際交流サロン運営委員会に提案し、開催に至った。
紹介する料理は、パプアニューギニアの郷土料理「バナナサクサク(バナナとココナッツのササ餅)」と中国南西部の貴州省で活動していた隊員から紹介された貴州料理「リアンバンムーアー(さっぱりきくらげのサラダ)」の2品。当日は、オンライン会議ツール「ZOOM」を使い、任国の料理2品を作りながら、現地の魅力と共に教える。参加者は自宅から、遠隔で講師と一緒に料理を作る。
山縣さんは「バナナサクサクは餅状のデザートで、弾力のある歯応えや爽やかな甘みが山口県の銘菓ういろうを思い出させる。現地の写真やエピソードを交えながら楽しく料理を作る。調理の工程も簡単なので、子どもから大人まで気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は10時~12時。申し込みは周南市観光交流課内 国際交流サロン運営委員会事務局まで、Eメール(kokusai@city.shunan.lg.jp)で受け付ける。定員は先着20人。申込締め切りは2月10日。