缶詰商品「笠戸ひらめのパエリアの素」を2月11日、国民宿舎大城などが販売を始めた。
「笠戸ひらめ」やエリンギ、マイタケ、ヒラタケ、「来巻にんにく」など下松市の特産品を使った同商品。地元特産品の認知向上と「下松らしいお土産」による観光収入増を狙い、下松商工会議所が企画・開発した。「中身だけでなく、パッケージも下松産に」と市内に工場を持つ東洋鋼鈑で製造するブリキを使った缶詰商品の開発に的を絞り、市場調査や試食を重ね2年がかりで完成させた。
調理方法は、パエリアの素(1缶)と研いだ米(2合)、好みでプチトマトやアサリなどを加え、炊飯器で炊くだけでパエリア風炊き込みご飯(3~4人前)が手軽に作れる。フライパンを使って本格的なパエリアを作ることもでき、キャンプなどアウトドアでも調理できる。
今回の発売に合わせ、下松市北部の米川地域で取れた「米川米」(コシヒカリ)2合を真空パックし、ギフト商品としても販売する。4月以降、下松市のふるさと納税返礼品としても提供を予定する。
同会議所スタッフは「観光を目的としたアウトドアイベントがきっかけで開発した商品。市内各地で取れた特産品を使い、市内の農業、漁業、産業が連携した『オールくだまつ』の缶詰なので、家庭だけでなく、お土産や贈り物にも活用してほしい」と話す。
販売価格は1缶=1,080円。米川米とセットのギフトボックスは、缶1個、米2合パック1袋=1,728円。缶2個、米2合パック2袋=3,240円。国民宿舎大城や井上商店味街道(ゆめタウン下松内)、下松市栽培漁業センターなどで販売する。