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周南のレーシングチームが参戦体制発表会 ルーキーも加入、チャンピオン目指す

体制発表会 トークショーの様子

体制発表会 トークショーの様子

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 「2021全日本スーパーフォーミュラ選手権」に参戦するレーシングチーム「P.MU/CERUMO・INGING(ピーエムユー セルモインギング)」(周南市南浦山町2)の体制発表会が3月14日、車サービス複合施設「Felix88」(下松市望町4、TEL 0833-41-8850)で行われた。

黒ベースのデザインから白ベースに変更。今シーズンのカラーリングも発表

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 トヨタカローラ山口を母体とする同レーシングチームが参戦するのは、最高時速300キロを超える国内最高峰のフォーミュラカーレース。2006(平成18)年に同選手権の前身であるフォーミュラ・ニッポンへの参戦以来、2015(平成27)年から3年連続でドライバーズチャンピオンを輩出。2016(平成28)年、2017(平成29)年には念願のチームタイトルを獲得するなど、トップチームとして活躍する。

 昨シーズンは、岡山国際サーキットで行われた第2戦では坪井翔選手と石浦宏明選手がワン・ツーフィニッシュを飾り、最終戦の富士スピードウェイでは坪井選手が2勝目をあげ、チームランキング2位という好成績を収めた。

 ファンやスポンサーら約50人が見守る中行われた体制発表会には、立川祐路監督と、昨シーズンで同レースを「卒業」し、チームアドバイザーに就任した石浦宏明氏、チームのエースナンバー38を引き継いだ坪井選手、今シーズンからチームに加入した新人・阪口晴南選手ら4人が出席。昨シーズンの戦いを振り返りつつ、和気あいあいとしたチーム内の雰囲気を披露した。

 今シーズンの車両デザインも発表され、これまで黒ベースだった車両が白ベースのデザインに変更された。石浦アドバイザーは「チームも若返り、新鮮なイメージ」と話し、立川監督は「白い車両は汚れが目立つので、なるべく前、トップを走るように」とプレッシャーをかけ、笑いを誘った。

 今シーズンについて、坪井選手は「鈴鹿の合同テストを含め、準備は順調に進んでいる。3年目のシーズンとなるが、昨年以上の成績でチャンピオンになり、ゼッケンナンバー1を獲得したい」と意気込む。阪口選手は「スーパーフォーミュラ参戦と、あこがれていたチームへの加入と2つの夢がかなった。ルーキーイヤーではあるが上位争いに絡み、早く1勝できるように頑張りたい」と話す。

 4月3日・4日の富士スピードウェイでの開幕戦を皮切りに全7レースでドライバーズタイトルとチームタイトル獲得を目指す。「Felix88」では、同選手権決勝レースのパブリックビューイングを予定している。

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