周南市・銀座商店街の老舗カメラ店「カメラのワタナベ」(周南市銀座、TEL 0834-21-4567)が3月16日、移転オープンした。
柳井市で1919(大正8)年に創業した渡辺写真機店(店名=カメラのワタナベ)。昭和30年代前半には、旧徳山市(現周南市)のほか、広島市にも出店するが、現在は同商店街の店舗のみ。旧近鉄松下百貨店横の前店舗では、40年以上にわたり営業を続け、カメラ初心者から愛好家まで幅広い客層に支持され、2019年に創業100周年を迎えた。
今回の移転は、徳山駅前地区市街地再開発事業に伴うもので、場所は前店舗から約100メートル離れた銀座商店街の西側入り口近くの銀座センタービル1階。店舗面積は130平方メートル。渡辺猛専務によると「間口(まぐち)は狭くなったが広さは前店舗の約1.5倍」という店内には、デジタルカメラや写真用品、パソコンやAV機器などの周辺機器が並ぶ。
渡辺さんは「現在は、防犯カメラやコロナ禍に対応した機器など新しい分野にも力を入れている。再開発にも期待しており、新店舗にはこれまでのお客さまはもちろん、新しいお客さまにもお気軽に立ち寄ってほしい」と話す。
営業時間は10時~19時。